訴える!と言われたら
どうぞ。と答えてみてください。
最近では 行列のできる法律相談とか メディアが色々と騒ぎ立てて
何でもかんでも訴訟を起こしたら、(または起こすと脅せば)
医療機関から お金が取れる と勘違いしている方がいらっしゃるようです。
先生方の中には 訴えられて逮捕されて。。。と
まるで オレオレ詐欺の被害者のようなシナリオを頭で想像してしまう方が
いらっしゃるようですが、
どのような事件、事故でも 必ず裁判がありますので
刑事事件になるか民事かという事でも 手順通りに進むだけですから
いきなり最悪な結末を予想してパニックにならない方が良いと思います。
ある意味なるようになる。と開き直りも大切です。
訴える!と簡単に何も知らずに言う方は 本当に医療訴訟が難しい事をご存知ないのだと思います。
先生方が 自分のした加療に対して 後ろ暗い事が無いのであれば
@何が問題だったのか
@どこに法律的な責任があるのか
@それは不可抗力であったのか
など、 訴える側が用意しなければいけない資料は山ほどあります。
俗に、
訴えるより訴えられる方が楽
という場合もあります。
訴える方は 相手が黒である証拠を集めなければいけないからです。
本気の訴訟になった場合は もう 感情的な部分が9割くらいなので
それは大変ですけれど。。。。
医療は 100%の結果を保証するものではない という前提を
忘れないで、気を強く持ってください。