クレームを受けた時の判断 (プロの当り屋)
クレーム、ごねられる時にまず
① プロの当り屋か
② 患者さんからの正当なクレームか
を 判断しなくては その先の終着点が見つかりません。
まず プロの当り屋は います。 断言します。歯科業界でブラックリストを
共有したいくらいに 意外と多いです。
そのプロの当り屋は
①揚げ足を取り、話を解決しない方向へ持って行く
②漠然とした感情への損害を強く主張する
③途中話がコロコロ変わり、元の問題を見えづらくする
④自分のこの時間を返せ と まつわる事項へも ペナルティを課そうとする
⑤金銭を暗に要求する(損害賠償も含めた金額)
あからさまに提示すると恐喝になるのを知っています。
大前提として
患者さんの言い分だけを鵜呑みにしない
トラブルが起きると 大方の先生方は善人ですので
「自分が何か不手際を?」と 考えてしまいます。
その気持ちは大事ですが、
相手を不愉快にしたことへは謝罪の気持ちを持っても
診療内容とは別の問題である
という事を 肝に銘じてほしいです。
怒っている=診療内容に不備があった ではないです。
ご自身がちゃんと患者さんへ説明と同意があり 医師としての見解の範囲で
施術したことは 法律も守ってくれます。
それだけ 診療内容に不備があったか失敗したか というのは
専門性が高く、判断が難しいのです。司法も手が出しづらい所です。
今日寿命だった人が 歯科治療中に心臓発作で亡くなったら
歯科医の責任か?
という 単純な事で考えても どこでどう何が起きたか、それにより
何が引き起こされたか というのは 専門家でも意見が分かれる所です。
まずは落ち着いて、
クレームには 客観的に冷静になろう! です。